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昭和の犬

昭和の犬
小説
ページ数
301ページ
発売日
作家名

姫野カオルコ

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辛いこともあったけど、平凡だから、幸せなこと。 柏木イク 昭和33年生まれ 『リアル・シンデレラ』以来、待望の長編小説。 昭和33年、滋賀県のある町で生まれた柏木イク。嬰児のころより、いろいろな人に預けられていたイクが、両親とはじめて同居をするようになったのは、風呂も便所も蛇口もない家だった――。理不尽なことで割れたように怒鳴り散らす父親、娘が犬に激しく咬まれたことを見て奇妙に笑う母親。それでもイクは、淡々と、生きてゆく。やがて大学に進学するため上京し、よその家の貸間に住むようになったイクは、たくさんの家族の事情を、目の当たりにしていく。 そして平成19年。49歳、親の介護に東京と滋賀を行ったり来たりするなかで、イクが、しみじみと感じたことは。 ひとりの女性の45年余の歳月から拾い上げた写真のように、昭和から平成へ日々が移ろう。 ちょっとうれしいこと、すごくかなしいこと、小さなできごとのそばにそっといる犬と猫。 『リアル・シンデレラ』以来となる、姫野カオルコ待望の長編小説!

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